「漢字を読めるようになりたい!」という長女の一言を受け、その気持ちが冷めぬ間に即刻ロッテルダムの日本人補習校に体験入学を申し込みました。

ちなみにオランダには日本語補習校が、2019年現在、アムステルダムロッテルダムティルブルグマーストリヒトの4都市に存在しているそうで、国際結婚をされた方のお子さんや、インターナショナルスクールや現地校に通うお子さんの、文字通り日本語の補習を、教員経験のある方などが行なってくれるのです。

最近では僕らと同じく、起業ビザでオランダに来て、お子さんを現地校に通わせる日本人家族も増えて来たのではないでしょうか?

日本語の補習と算数を日本語で教えてくれ、一番人数の多いアムステルダム校は社会の授業もあったり、入学時にある程度日本語が話せる条件があったりレベルも高く、あえて近場ではなくアムステルダム校を選択されるご家庭も多いとか。

我が家は選択するまでもなく、近場のロッテルダム校なのですが、オランダに移住してから常に意識していたと言っても過言ではない、日本語補習校にとうとうと言いますか、遂に足を踏み入れることに。

というのも、前回にも書きましたが、そもそも日本の教育を捨てオランダに移住したのに、せっかくの土曜日を日本語の勉強に充てるというのが、どうも矛盾しているように考えていたので、(あくまで我が家の場合はです。)日本語に関しては本人が勉強したくなったらその時考えようと放置しておりました。

今でこそ割り切って考えられるようになりましたが、移住当初は、どうしても子供達がオランダに馴染めなかった場合や、ビジネスが全く上手く行かず資金が底をついてしまった場合など、早々に日本に帰国しなくてはいけなくなるかもしれないという可能性もゼロではなく、子供達が今度は日本で勉強に付いて行けなくなってしまうのではないかと、海外での日本語教育をどうすれば良いのか?あーだこーだと揺れ動いていました。

そもそも金銭的な余裕もありませんでしたし、毎週土曜日にロッテルダムの補習校まで送り迎えをする余裕もなかった中、周りの補習校に通うお子さんの親御さんや、かつてお子さんが補習校に通われていた親御さん達の話から、補習校は土曜日にしかない分、宿題が山ほど出るとも聞いていたので、現地小学校ではほとんど宿題のでない子供にとって、この夢のよう?な環境を自ら壊すのも本末転倒ではないか?など、正解か不正解か分からないこのオランダ移住自体を正当化させる為にも?むしろ日本語教育を無意識に遠ざけていた感も否めませんでした。

そんな時期を経て、とうとうロッテルダム日本語補習校のサイトの体験入学申し込みからメールを送信、返信を待ちます。

ところが数日経ってもなかなか返信が来ません。

確か4/9火曜の夜にメールをしたのですが、金曜になっても返信はなく、焦ってサイトに記載のあった電話番号にかけると、電話に出られた日本人の男性が「こちらは全日制なので補習校の番号は調べないと分からない。」とのこと。

えっ!?
どうやらサイトに載っていた電話番号は全日制の日本人学校の番号で、同じ校舎を使うとは言え、全日制と補習校は全く別団体というのは、その男性の一言ですぐ理解したのですが、補習校の電話番号を調べないと分からない??どういうこと???となりながら、そうか、土曜日にならないと補習校の職員さん達はメールを確認出来ないんだなと勝手に判断したものの、このまま返信を待っていたら明日の土曜にメールを確認し、体験入学は来週の土曜からなんてことになってしまい、せっかく日本語学習への意欲を見せた長女のやる気を削いでしまうかもしれない!と焦りました。

が、ここは得意の「いてまえ(やってしまえ)」作戦ということで、体験入学の可否の返事の前に、明日補習校へ押しかけて、ゲリラ的に体験させてもらおうと勝手に決めちゃいました。

若かりし頃、時々バイト先のレストランで、シフトが入っていないのを知りながら、すっとぼけて勝手に出勤してしまう、無断欠勤ならぬ無断出勤の要領です(笑)

よくバイト先の社員チーフに呆れられましたが、来てしまったものはしゃーないなあとポジションを与えて貰っていました。景気の良い時代のエピソードです。

そうこう考えていると、知らない番号から電話があり、補習校の事務担当の女性からで、メールサーバーの調子が悪く、返信が行っていない可能性があるという連絡でした。

よくよく考えたら、土曜日にならないとメールが見れないなんて、そんな時代錯誤なこともないかと安心したのも束の間、体験入学させる長女とついでに次女の年齢と日本でなら何年生かと、今の日本語レベルなどを伝え、明日早速体験入学させたい旨を改めて伝えると、その方曰く「多分問題ないと思いますが、念の為学年担当の先生に確認します。」とのこと。

ひょっとしたら日本流の形式を重んじるやり方などで、急過ぎるので来週からと言われるのではないか?と勝手に焦り、「どのみち勝手に押しかけるつもりでしたから確認しないで下さい!」と意味不明なことを言って困惑させてしまいました。

丁寧に各所に確認を取ってくれようとして下さっているのに、「まあ行けば何とかなりますよ!」の一点張りで、「数々の修羅場をくぐって来られたのでしょうねぇ。」と呆れ・・・いえ、労いのお言葉を頂きました(笑)

無謀とも取れるオランダ移住のお蔭で、怖いもの知らずに拍車がかかって・・・いえ、生命力が上がったということにしておいて下さい(笑)

その後、担当の先生にも確認が取れたようで、無事翌日体験入学出来ることに。
いきなりお弁当も持参で、丸一日長女と次女は補習校で過ごすことになりました。

次女は日本語を勉強したいだなんて一言も言っていないのに、どさくさに紛れて巻き込まれた形ですが、現地校での緘黙の症状に何か良いきっかけになるかもしれないという淡い期待を込めました。

こうして補習校ライフがスタートすることになったのですが、全日制の日本人学校の電話に出られた男性が、補習校の電話番号は調べないと分からないという謎を始め、ロッテルダム補習校の実態が解き明かされることとなるのでありました。

またつづく・・・


カテゴリー: オランダの教育

Tomo Murakami

英語できない、手に職もない村上家の主、4姉妹のパパが2016年10月末より無謀にもオランダに家族で移住し、2018年4月オランダで5人目の女の子が生まれた奮闘記録第二章

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